12月21日~ 2025年1月13日
池袋・サンシャインシティ
日本の巨大ロボット群像
『鉄人28号』から近年のロボットアニメにおけるロボットのデザインと映像表現の歴史を設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証し、日本が生み出した「巨大ロボットとは何か」を検証しようというもの。歴代巨大ロボットのデザインと映像表現の特質が詳細に紹介されている。 架空のロボットが登場するロボットアニメは、いまや日本が世界に誇る文化の一つである。 戦後、数々の「巨大ロボット」が登場するアニメーションが制作され、子供たちはロボットに育てられた…と言っても良いくらいアニメのロボットに魅了され影響をうけてきた。そこには他の国のアニメーションにはない日本独自の進化と広がりが見られ、そのデザインの変遷は、空想上のロボットに映像的な「リアリティ」を与えるためのデザインや設定上の創意工夫が凝らされ、国内
外のファンを魅了してきた。 日本独自のジャンルである巨大ロボットアニメの歴史、変遷を紐解いて巨大ロボットの変遷を紹介するかつてないロボット展である。 まずは『鉄人28号』(1963年)がロボットアニメの嚆矢として登場。昭和30年代の日本を舞台にリモコンの保持者次第で善にも悪にもなるロボットだ。少年探偵と悪人たちの攻防を描く物語でリメイクで何度も映像化され、今年は放映から今年で60年。ロボットレジェンドで、後に登場する『マジンガーZ』を初めとする多くの日本の巨大ロボットものに強い影響を与えている。 その『マジンガーZ』(1972年)、主人公が巨大な人型ロボットに乗り込んで操縦して敵と戦う最初の「巨大ロボットアニメ」。これも大ヒットし、
そしてロボットアニメの流れに新風を吹き込んだ。この後現在に至るまで多数のロボットアニメから魅力的なロボットが生まれた。見どころは巨大ロボットのメカニズム、体感できるロボットの大きさ、内部メカの紹介、メカニックデザイナー宮武一貴の巨大絵画の展示といったところ。子供の頃憧れていたロボットが詳細なデータや画像で登場大きさも紹介している。大人が夢中になりそうな展覧会である。
『日本の巨大ロボット群像 東京会場』
池袋・サンシャインシティ
展示ホールB(豊島区・東池袋) 会期:2024年12月21日 (土) ~ 2025年1月13日 (月・祝) 休館日:なし 開館時間:10:00~18:00 ※入場は30分前まで 入場料:一般(Generally)¥2200、中高生(Junior high&High school)¥1600、小学生(Primary school)¥800 アクセス 公式サイト:
https://artne.jp/giant_robots/