本展では、長寿や子宝、富や繁栄といった人々の願いが込められた美術に焦点をあて、松竹梅や七福神をはじめ、現代の私たちにとってもラッキーモティーフとなるような作品が紹介される。また、ユーモラスな表現、幸福感が感じられる情景が描かれた見る者を楽しく幸せな気持ちに導くような力を持った作品も展示。
例えば、水墨画で描かれた伊藤若冲の《鶴図》(個人蔵)には、長寿を象徴する鶴が躍動感あふれる描写で表されています。また、川端龍子は子孫繁栄を象徴する画題で《百子図》(大田区立龍子記念館)、子どもたちが象と戯れる平和な情景が描かれている。さらに、猪を抱えてうれしそうな表情の《埴輪(猪を抱える猟師)》(個人蔵)は、見る人を楽しい気持ちにさせてくれます。2025年の干支にちなみ、蛇を描いた作品も紹介されている。このように古墳時代から近代・現代まで、幅広いテーマで展開されるHAPPYな日本美術。
年末年始に新春にふさわしい作品の数々を楽しんだ後は、美術館のロビーカフェで作品にちなんだ和菓子とお茶、気の利いた軽食で冬の心温まるひとときを過ごしてみてはいかがだろう。
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『【特別展】HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―』山種美術館(渋谷区・広尾) 会期:2024年12月14日(土)~2025年2月24日(月・振休) 会場:山種美術館 休館日:月曜日[1/13(月・祝)、2月24日(月・振休)は開館、1月14日(火)は休館、12月29日(日)~1月2日(木)は年末年始休館]開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで) 入館料:一般1400円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です) 【冬の学割】大学生・高校生500円 ※本展に限り、特別に入館料が通常1100円のところ500円に。※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般1200円※きもの特典:きものでご来館のお客様は一般200円引きの料金となります。 ※複数の割引・特典の併用は不可 主催:山種美術館、日本経済新聞社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁 協賛:SMBC日興証券株式会社相互割引サービスについて 下記チケットのご提示で入館料を100円割引。当館の入場受付時にご提示を。■太田記念美術館との相互割引について■戸栗美術館との相互割引について*いずれも対象券1枚につき1名様、1回限り有効。*入館チケットご購入時に受付にご提示ください。購入後の割引はできません。*他の割引との併用はできません。*オンラインチケットは割引対象外。