
今期の『MOTコレクション 竹林之七妍 小さな光』では、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てた。 タイトルの『竹林之七妍(ちくりんのしちけん)』は、東京都現代美術館所蔵の河野通勢(こうのみちせい 日本画家・版画家)の作品名に由来している。河野の作品では俗世を離れて竹林に集い、清談を交わす古代中国の7人の賢者が7人の女性に変えて描かれている。この時代や文化など背景の異なる女性たちが花や鳥に囲まれた明るい光のなかで和やかに集うさまに因んで、本展示では、これまで当館で紹介する機会の少なかった女性作家の作品が紹介されている。 生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を交えて展示します。朝倉摂と福島秀子は既収蔵作品はかなりまとまったかたちで紹介されている。 さらに、「小さな光」と題した小企画として、オラファー・エリアソン、山本高之達の作品も紹介される。 ※清談:古代 中国 における知識人 たちの 哲学的な談話のこと。





