東京都現代美術館では、戦後美術を中心に近代から現代にいたる約5800点の作品が収蔵している。『MOTコレクション』展では、収蔵作品を会期ごとに様々な切り口で展示し、現代美術の持つ多様な魅力を発信している。
今期の『MOTコレクション 竹林之七妍 小さな光』では、新収蔵作品を中心に7人の女性作家に焦点を当てた。
タイトルの『竹林之七妍(ちくりんのしちけん)』は、東京都現代美術館所蔵の河野通勢(こうのみちせい 日本画家・版画家)の作品名に由来している。河野の作品では俗世を離れて竹林に集い、清談を交わす古代中国の7人の賢者が7人の女性に変えて描かれている。この時代や文化など背景の異なる女性たちが花や鳥に囲まれた明るい光のなかで和やかに集うさまに因んで、本展示では、これまで当館で紹介する機会の少なかった女性作家の作品が紹介されている。
生誕100年を迎えた間所(芥川)紗織と高木敏子、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を交えて展示します。朝倉摂と福島秀子は既収蔵作品はかなりまとまったかたちで紹介されている。
さらに、「小さな光」と題した小企画として、オラファー・エリアソン、山本高之達の作品も紹介される。 ※清談:古代 中国 における知識人 たちの 哲学的な談話のこと。
『MOTコレクション 竹林之七妍 小さな光』東京都現代美術館(江東区・三好) 会期:2024年12月14日(土)~2025年3月30日(日) 休館日:月曜日(1月13日、2月24日は開館)、12月28日~1月1日、1月14日、2月25日 開館時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで) 会場:東京都現代美術館 コレクション展示室 観覧料:一般500円 / 大学生・専門学校生 400円 / 高校生・65歳以上 250円 / 中学生以下無料 ※ 企画展「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」、「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」のチケットでMOTコレクションも観覧可。※ 小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要。※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料。※ 毎月第3水曜(シルバーデー)は、チケットカウンターで年齢を証明できるものを提示で65歳以上の方は無料。※ 家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額に。※2025年1月2日(木)・3日(金)はお正月開館につき、MOTコレクション展の観覧料が無料。[学生無料デー Supported by Bloomberg]2月1日(土)・ 2日(日)の2日間、チケットカウンターで学生証を提示で中高生・専門学校生・大学生は無料。[Welcome Youth 2025]3月1日(土) ~3月30日(日)の期間、年齢を確認できる証明書を提示で18歳以下(2006年4月2日以降生まれの方)は無料。 主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館