
→クロード・モネ《アガパンサス》19 14-1917年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ
↓ クロード・モネ《ジヴェルニー近くのセーヌ河支流、日の出》1897年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ(エフリュシ・ド・ロチルド邸、サン=ジャン=キャップ=フェラより寄託) / Studio Christian Baraja SLB
画像はすべて© musée Marmottan Monet

↓クロード・モネ《睡蓮》1914-1917年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ
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画家としては、成功をしたモネが40歳を過ぎて移り住んだのがフランス・ノルマンディー地域圏の小村ジヴェルニー。
終の棲家となったこの地で生み出された作品群は、

↓クロード・モネ《睡蓮》1907年 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ/
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1900年までの『睡蓮』の第1連作は、日本を意識した太鼓橋を中心とした構図で、その後1900年代後半までの第2連作は、睡蓮の花や葉、さらに水面へきらきらと反映する光を捉える画風が中心になった。
画家がその後半生を捧げ、最後までその心を占めていた…睡蓮の花咲く池、そしてその後〈睡蓮〉を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす“ 大装飾画”(展示空間)の構想が画家の最後の思いとなった。
展覧会の構成は「第1章 セーヌ河から睡蓮の池へ」、「第2章 水と花々の装飾」、「第3章 大装飾画への道」、「第4章 交響する色彩」、「エピローグ さかさまの世界」と展開し、睡蓮の初期の貴重な作例から、見るものを感動させる2メートルを超える大画面の〈睡蓮〉、そしてマルモッタン・モネ美術館の日本初公開作品7点ほか見ごたえがある。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う大掛かりな展覧会となった。
↓左 クロード・モネ《藤》1919-1920年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet 右 クロード・モネ《藤》1919-1920年頃 油彩/カンヴァス マルモッタン・モネ美術館、パリ © musée Marmottan Monet / Studio Christian Baraja SLB







