↑カクテル・ドレス―ピート・モンドリアンへのオマージュ 1965年秋冬オートクチュールコレクション ©YvesSaint Laurent ©Alexandre Guirkinger
→イヴニング・ガウン 1995年秋冬オートクチュールコレクション ©Yves Saint Laurent ©Alexandre Guirkinger↑ファースト・サファリ・ジャケット 1968年春夏オートクチュールコレクション  © Yves Saint Laurent © Sophie Carre

2008年に亡くなった世界的ファッションブランド「イヴ・サンローラン」の創業者イヴ・サンローランの没後日本で初めて開催の大回顧展。 1958年、サンローランは、クリスチャン・ディオールの愛弟子として経験を積み、ディオールの急死後、1958年にディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾った。その後、自身のオートクチュール・メゾン(高級注文服)で「イヴ・サンローラン」を発表したのは1962年。続く1966年にはプレタポルテ(既製服)「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」を発表してパリにブティックを開設。顧客を幅広く上流階級から庶民の女性に拡げ、次々に新スタイル、メンズ主体であった服を女性向けにデザインしたサファリ・ルックやパンツスーツ、
↑アンサンブル 1989年春夏オートクチュールコレクション ©Yves Saint Laurent ©Alexandre Guirkinger
←イヴニング・アンサンブル 1984年秋冬オートクチュールコレクション©Yves Saint Laurent ©Nicolas Mathéus
→オフィスでのイヴ・サンローラン、パリのマルソー大通り5番地のスタジオにて、1986年©Droits réservés
→ 右/イヴ・サンローラン、アンヌ=マリー・ムニョス、ピエール・ベルジェ、パリのマルソー大通り5番地のスタジオにて、1977年©Guy Marineau
ピーコート、トレンチコート等々を発表。常に世界の話題と注目を集めて2002年の引退まで世界のファッションシーンをリードしてきた。初めてファッションショーのランウェイに有色人種の
↑女王のドレス(第1幕) 1978年に行われた演劇『双頭の鷲』のジュヌヴィエーヴ・パージュのためのデザイン ©Yves Saint Laurent ©Sophie Carre

↑ジャケット 1977年に行われたジジ・ジャンメールのショー『ローラン・プティのショーに登場するジジ』のためのデザイン ©Yves Saint Laurent ©Sophie Carre
モデルを起用したことでも知られ、服以外のファッション小物のアクセサリーや靴、バッグほか、演劇、バレエ映画の衣装のプロデュースにも進出し、映画界、芸術界など著名人の顧客や支援者も多かった。
本展ではイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力で所蔵コレクションのほか、美術作品や舞台芸術、そして日本からも影響を受けて独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる業績と作品を紹介。日本初公開のドレスなどを含めた服110体にアクセサリー、ドローイング、写真を含む約262点の作品が来日。13章の構成での紹介される。かつて「モードの帝王」と呼ばれたサンローラン、その死はファッション界のみならずフランス国民をはじめ世界の人々から惜しまれた。そのイヴ・サンローランのデザイナーとしての人生とその創造の世界を改めて展観しその魅力を感じることができる展覧会である。
『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル Yves Saint Laurent, Across the style』国立新美術館(港区・六本木)  会期:2023年9月20日(水)~ 12月11日(月) 休館日:毎週火曜日 会場:国立新美術館 企画展示室1E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで 主催:国立新美術館、産経新聞社、TBS、ソニー・ミュージックエンタテインメント 特別協力:イヴ・サンローラン美術館パリ 特別協賛:SAINT LAURENT 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、BS-TBS、TBSラジオ 協賛:SOMPOホールディングス、野崎印刷紙業 協力:日本航空 企画協力:Ueki & Associés 展覧会ホームページ:https://ysl2023.jp 美術館ホームページ:https://www.nact.jp 観覧料:事前予約不要:一般2300円、大学生1500円、高校生900円 ※中学生以下は入場無料 ※障害者手帳を持参(付添の方1名を含む)で入場無料 ※10月7日(土)~9日(月・祝)は高校生無料観覧日・学生証要提示 問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル) アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分、都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分