↑観音菩薩像(阿弥陀三尊来迎図 部分) 1幅 日本・鎌倉時代 14世紀
→菩薩立像(部分)1軀 日本・平安時代 12世紀 ↑愛染明王坐像(部分) 1軀 日本・江戸時代 17 世紀
美術館所蔵の飛鳥時代から江戸時代に至る仏像や仏教絵画約35件が展示され、ほとけの表情からその意味を考える展覧会である。ほとけとは密教の「三輪身(さんりんじん)の考え方から読み解くと、その姿と役割からおおよそ「如来」、『菩薩」、「明王」の三種に分けられるという。
まず、「如来」とは仏教の真理(心理そのもの・自性輪身)を体現する者。釈迦如 来は伏せ目がちの表情で優しく、厳かな雰囲気が漂っている。この釈迦の
教えを人々日伝え、苦難から救い福楽を与えるのが慈悲の「菩薩正法輪身(しょうぼうりんしん)」、様々菩薩の中でも優しいまなざしの観音菩薩や白い象に乗った姿で現れる普賢(ふげん)菩薩がいる。
↑重要美術品 金剛夜叉明王像(部分)五大尊像のうち 日本・鎌倉時代 13世紀
そして、これらほとけの教えに従わない者や怨敵を屈服させるのが忿怒の「明王教 令輪身(きょうりょうりんしん)」である。不動明王(ふどうみょうおう)、大威徳明王(だいいとくみょうおう)、藍染明王(あいぜんみょうおう)で分かるように、明王には、たくさんの目や顔、そして腕があり、その腕に持つ武器で教えに従わないものを大層怖い顔で調伏するのである。この忿怒相のほとけのグループには、武将の姿で外敵を撃退する四天王のような「天」も含まれる。
本展覧会では、これらの古の人々が礼拝し、救いを求めたほとけたちをその表情や形態から役割を検証し紹介している。菩薩と如来の違い、天や明王と名の付くほとけの役割など、普段ではなかなか理解しづらい仏像ワールドを知ると仏の見方が変わってくるのではないだろうか。※画像は全て根津美術館蔵
※三輪身(さんりんしん)とは、密教において、如来が教導すべき対象である衆生の性質に合わせて三種の姿を取るとする考え方。 本来の姿である自性輪身(じしょうりんしん)、正しい法を護るために菩薩の姿をとる正法輪身(しょうぼうりんしん)、導き難い相手に対して忿怒尊の姿をとる教令輪身(きょうりょうりんしん)の三身観をいう。輪とは、全体(輪、Cakra)を形成するための要素という意味で[要出典]、また煩悩を摧破する輪宝のことである。(ウィキペディアより)
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『企画展 優しいほとけ・怖いほとけ』根津美術館(港区・南青山) 開催期間:2019年7月25日(木)~8月25日(日) 開催場所:会場:根津美術館 展示室1・2 休館日:毎週月曜日 ※8月12日(月・祝)開館、8月13日(火)休館 開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで 入場料:一般1100円 学生800円 *20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料 アクセス:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車  A5出口(階段)より徒歩8分 B4出口(階段とエレベータ)より徒歩10分 B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分 美術館HP:http://www.nezu-muse.or.jp/