5月16日~7月26日
山種美術館
川合玉堂  ―なつかしい日本の情景―
↑→ポスター画像 川合玉堂《早乙女》1945(昭和 20)年 絹本・彩色 山種美術館

→川合玉堂《山雨一過》1943(昭和 18)年 絹本・彩色 山種美術館 ↑川合玉堂《渓山秋趣》1906(明治 39)年 絹本・彩色 山種美術館
→川合玉堂《石楠花》1930(昭和 5)年 絹本・彩色 山種美術館


→川合玉堂《春風春水》1940(昭和 15)年 絹本・彩色 山種美術館
↓川合玉堂《荒海》1944(昭和 19)年 絹本・彩色 山種美術館
山種美術館開館60周年を記念して開催される展覧会の特別展第1弾。今期は明治から大正、昭和まで活躍した日本画家・川合玉堂(1873-1957)の画業を振り返る。川合玉堂(明治6年(1873)11月24日~昭和32年(1957年)6月30日)は、美術館との縁も深いという。山種美術館創立者の山﨑種二(1893-1983)は、多くの画家と直接交流して作品を蒐集していた。川合玉堂の作品も美術館の中では71点を数え、コレクションの中で重要な
↑川合玉堂《山雨一過》1943(昭和 18)年 絹本・彩色 山種美術館
位置を占めている。
山﨑種二は玉堂の作品ともにその人柄にも惹かれて、しばしば玉堂邸を訪れるほどであったという。そのようないきさつから川合玉堂の代表的な作品が美術館所蔵となっている。
明治6年愛知県に生まれ、岐阜で育った玉堂は12歳ごろから絵に親しみ、13歳で京都の四条派・望月玉泉の門に入り、日本画を学び始めた。3年後の明治23年(1890年)には第3回内国勧業博覧会に出品して早くも入選したというから早くからその才が認められてきた画家だ。名を玉堂と改め、円山・四条派の基礎の上に狩野派の様式を取り入れながら伝統的な山水画から近代的な風景画へと新たな境地を拓いた。温和な人柄で人望もあり、東京画壇における中心的な役割を果たしてい
↑川合玉堂《鵜飼》1895(明治 28)年 絹本・彩色 山種美術館
たという。1940(昭和15)年には文化勲章を受章。
本展では、初期から晩年まで、川合玉堂の名作で画家の画業を紹介。まず第一章 研鑽の時代の明治期、初期の代表作である《鵜飼》など明治期の作品、第二章 玉堂芸術の確立-大正期から戦中期までは 琳派研究を通じて誕生した大正期の《紅白梅》(玉堂美術館) 、古典的な筆法と写実的な風景表現を融合させた昭和初期の《石楠花》
などが紹介されている。第三章 画業の円熟 奥多摩時代 戦後 では、戦争中に疎開した奥多摩御岳のアトリエで生まれた自然とともに生きる人々の姿を穏やかに描き出した《春風春水》や《早乙女》、戦後の第1回日展に出品された《朝晴》など、画家のことばやエピソードを交えながら画業を辿っている。見どころは若い頃からスケッチを続けてきた玉堂の絵に対する姿勢や思い、そして懐かしい日本の情景からあふれる郷愁を感じることができること。
日本の山河をこよなく愛した玉堂は、四季の情景や田園風景、そこに暮らす人々を温かく捉え、情感豊かに描いている。玉堂による古き良き日本の原風景の世界は、見る者の郷愁を誘い、日本の自然の素晴らしさを改めて気づかせてくれる。
↑川合玉堂《紅白梅》1919(大正 8)年頃 紙本金地・彩色 玉堂美術館
↑ 開催中の展覧会のテーマにちなんだ和菓子
鑑賞の後は、美術館のロビーの「Cafe椿」でいつものように
↑開館60周年を記念してトートバッグ
美術鑑賞の余韻とともにお茶とスイーツやランチが楽しめる。 とくに青山の老舗菊屋、青山の老舗菓匠「菊家」 に特別にオーダーした開催中の展覧会にちなんだ和菓子は「Cafe椿」 オリジナル。また、今回開館60周年を記念してトートバッグが新しくミ ュージアム・ショップのグッズに加わった。
『川合玉堂-なつかしい日本の情景-』山種美術館(渋谷区・広尾) 会期:2026年5月16日(土)~7月26日(日) 会場:山種美術館 開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで) 休館日:月曜日 ※7/20(月・祝)は開館、7/21(火)は休館 入館料:一般1400円(前売り1200円)、大学生・高校生1100円(前売り1000円)、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です) ※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般1200円 ※きもの特典:きもの・ゆかたでご来館のお客様は、一般200円引きの料金となります。※複数の割引・特典の併用はできません。入館日時のオンライン予約も可能です。下記チケットのご提示で入館料を100円割引いたします。当館の入場受付時にご提示ください。■太田記念美術館との相互割引について ■戸栗美術館との相互割引について※いずれも対象券1枚につき1名様、1回限り有効。※入館チケットご購入時に受付にご提示ください。購入後の割引はできません。※他の割引との併用はできません。※オンラインチケットは割引対象外。主催:山種美術館、日本経済新聞社
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https://www.yamatane-museum.jp/