かつて幼稚園児向けや小学生向けの雑誌で、その付録に心躍った子どもたちは少なくないはず。双六や組み立て式の家、人形、お面、乗りものなど、毎号意匠と工夫を凝らしたものがあった。こうした遊べる紙製の品々はそのルーツを江戸時代にたどることができるだろう。  本展は、“公文式学習法”で知られる公文教育研究会が子どもの遊びをテーマにした浮世絵、絵巻、屏風、玩具などのコレクションを展示する特別展。公文式教育研究会では長年にわたり子ども文化に関係する研究のため、浮世絵を中心に約3200点もの歴史資料の収集と研究を行ってきた。これらのコレクションと研究資料の中から選りすぐりの約170点を紹介する。庶民の生活を描いた浮世絵は江戸時代を代表する印刷物であり、そこには江戸の子どもたちの日常や遊び、健やかな成長を願う母親の情愛が描かれている。浮世絵のこうした画題は子どものための絵本や知育玩具、双六、凧などのおもちゃにも用いられた。子どもたちの様々な遊びを描いた歌川広重の≪風流をさなあそび(男の子)≫や、菊川英山の≪子供遊七福神 大黒≫などは当時の子供たちの遊びがよく分る。また組上げ絵とか立版古(たてばんこ)とも呼ばれたおもちゃ絵の展示で、歌川芳藤の≪新工風うつしゑ≫、一林斎芳重の≪鎧甲組上げ≫はいかにも江戸時代らしいテーマだ。  関連イベントも企画されており、開催当日はミニコンサート、5月5日は「こどもの日だョ! 人間双六大会!」、毎日曜(4月28日除く)は「さんでー工作 おもちゃ絵を組み立てよう!」が催される。また連携展示として、練馬区石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5-12-16)では開催期間中「江戸のおもちゃで遊ぼう」(常設展示室あそび体験コーナー)も併催。こちらは観覧・体験無料で楽しめる。関連イベントの問い合わせは練馬区立美術館へ。 (※掲載作品とクレジット入る)
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『くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵展』練馬区立美術館(練馬区・貫井)(※開催DATA) 会期:2019年4月28日(日)~6月9日(日) 会場:練馬区立美術館(練馬区貫井1-36-16) 開館時間:10~18時 入館は閉館の30分前まで 休館日:毎週月曜。ただし4月29日(月・祝)~5月6日(月・振替休は)開館、5月7日(火)は休館 入館料:一般1000円 高大生と65~74歳800円 中学生以下・75歳以上無料  割引:障がい者は一般500円・高大生400円 ぐるっとパス利用は500円(年齢などの他との割引は併用できません) 練馬区立美術館友の会会員の同伴者は1名まで無料 ※無料・割引対象の方は年齢確認できるもの、障がい者手帳、会員証などをご呈示ください 交通:電車では西武池袋線(東京メトロ有楽町線・副都心線乗り入れ)中村橋駅下車徒歩3分。バスの利用は、阿佐ヶ谷駅北口から関東バス中村橋駅行きで中村橋停留社下車徒歩5分、荻窪駅北口から関東バス中村橋駅行きまたは練馬駅行きで中村橋停留所下車徒歩5分、成増駅から西武バス練馬駅行きで中村橋駅入口停留所下車徒歩10分 ※駐車場はありません(周辺Pをご利用ください) 問合せ:☎03-3577-1821(練馬区立美術館) 美術館HP:https://www.neribun.or.jp/museum/ 主催:練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会) 特別協力:公文教育研究会 企画協力:青幻舎プロモーション