↑グスタフ・クリムト《パラス・アテナ》1898年 油彩/カンヴァス75×75 cm 
→エゴン・シーレ《自画像》 1911年 油彩/板 27.5×34cm↑グスタフ・クリムト《第1回ウィーン分離派展ポスター》(検閲後) 1898年 カラーリトグラフ 97×70cm↑ フリードリヒ・フォン・アメリング《3つの最も嬉しいもの》1838年 油彩/カンヴァス 80×80 cm
↑エゴン・シーレ《ひまわり》1909-10年 油彩/カンヴァス 149.5×30 cm
←グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年油彩/ カンヴァス178×80cm

オーストリアの首都であるウィーン。ドナウ川に沿って発達した古都は、長きにわたってヨーロッパの政治・文化の中心地の役割を果たした。16世紀にハプスブルク家の治世となるやウィーンはバロック文化を開花させ、18世紀半ばにはマリア・テレジアが長子のヨーゼフ2世皇帝とともに啓蒙絶対主義によるオーストリアの近代化を進めた。音楽好きな君主によりウィーンは“音楽の都”と呼ばれるようになった。1820~40年代には明るく単純、直裁的だが優美な“ビーダーマイアー”様式の洗礼を受けた。シューベルトの歌曲やシュトラウスのワルツが流行したのは、この時代である。そして“世紀末”へと時
代は進んでいく。“世紀末”は19世紀の末にヨーロッパに拡がった時代思想(風潮)で、とりわけ懐疑主義、ペシミズム、デカダンスといった意味合いを含んで用いられる。その思想は、当然ウィーンにも伝播し、絵画・建築・工芸・デザイン・ファッションなどの多分野で装飾性豊かで煌びやかなウィーン独自の文化を醸成した。この時代に登場するのが画家のグスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、オスカー・ココシュカ、建築家のオットー・ヴァーグナー、ヨーゼフ・
エミリア
ホフマン、アドルフ・ロース、デザイナーのコロマン・モーザーなどである。
本展は、18世紀からビーダーマイアーの時代、そして世紀末までを「近代化(モダニズム)への過程」として捉える新しい試みの企画展。主要展示作品は、ヨーロッパでも指折りと数えられるウィーン・ミュージアムの所蔵品から。展示作品数は個人所蔵も含めて約400点。「啓蒙主義時代のウィーン」「ビーダーマイアー時代のウィーン」「リング通りとウィーン」「19 00年―世紀末のウィーン」の4章立で、ウィーンの芸術文化を総合的に読み解いていく。世紀末芸術の代表格とされるクリムトやシーレ、ウィーン分離派、ココシュカ、オットー・ヴァーグナー、ウィーン工房、アドルフ・ロースなどの絵画作品、グラフィックデザイン、当時の写真、建築や音楽資料、ウィーン市の変遷映像などの多彩な展示は企画の厚みを感じさせる。ウィーン・ミュージアムが改修工事に入り、同館の主要作品がまとめて公開できる運びとなった。本展覧会はその後大阪へ巡回。本サイトは東京展のみ紹介。※画像は指定以外すべてウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum/ Foto Peter Kainz
→下段左:ヨーゼフ・ホフマン《ブローチ》製作:ウィーン工房19 08-10年 銀、金箔、瑪瑙、アメジスト、赤鉄鉱、碧玉、トルコ石、月長石、珊瑚 4.9× 4.9cm Inter-national Friends of Wien Museum,A.P. Collection©Asenbaum Photo Archive
ssss←下段右:モーリツ・ネール《郵便貯金局メインホール》1906年 写真 65.5×85 cm ←下段中:ダゴベルト・ペッヒェ《ティーセット》製作:ウィーン工房 1922-23年頃 象牙、エンボス加工された銀ティーポット:19.9× 27.4× 16.2 cm
『日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道』 国立新美術館(港区・六本木) 会期:2019年4月24日(水)~8月5日(月)会場:国立新美術館 企画展示室1E(港区六本木7-22-2) 開館時間:10:00~18:00※毎週金・土曜および4・5・6月は~20:00、7・8月は~21:00。ただし4月28日(日)~5月22日(木)と5月5日(日)は~20:00。入館は閉館の30分前まで 休館日:毎週火曜。ただし4月30日は開館 入館料:当日券 一般:1600円 大学生1200円 高校生800円、※中学生以下無料 ※団体料金の適用は 20 名以上、国立新美術館のみ販売 ※障がい者手帳をご持参の方(付き添いの方1名を含む)は無料  交通:東京メトロ千代田線乃木坂駅6出口(青山霊園方面)から美術館へ直結、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩5分、都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩4分 問合せ:☎03-5777-8600(ハローダイヤル) 展覧会HP:https://artexhibition.jp/ 美術館HP:http://www. nact. jp/ 主催:国立新美術館、ウィーン・ミュージアム、読売新聞社 後援:外務省、オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム、ウィーン市観光局 特別協賛:キャノン 協賛:大日本印刷 協力:DNPアートコミュニケーションズ、ヤマトグローバルロジスティックジャパン、ルフトハンザカーゴ