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→《西伊豆木負》 1937(昭和12)年6月 渡邊木版美術画舗蔵
↓《日本橋(夜明)》東海道風景選集 1940(昭和15)年 渡邊木版美術画舗蔵
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この巴水とともに木版画制作を進めたのが、
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↓《平泉金色堂》 1957(昭和32)年 渡邊木版美術画舗蔵
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本展では第1章 版画家・巴水、ふるさと東京と旅みやげ(関東大震災前)、第2章「旅情詩人」巴水、名声の確立とスランプ(関東大震災~戦中)、第3章 巴水、新境地を開拓、円熟期へ(戦中~戦後)の3章の構成で川瀬巴水の初期から晩年までの代表的な作品で画業を紹介する。まとめて観る機会の少ない連作(シリーズ)も含め150点あまりの展示。叙情的な巴水の世界が豊かに広がる。
川瀬巴水(かわせ-はすい 1883~1957年): 1883(明治16)年 東京市芝区(現在の港区)に生れる。本名は文治郎。 1910(明治43)年 27歳で日本画家の鏑木清方に入門。「巴水」の画名を与えられる。 1918(大正7)年 35歳のときに、伊東深水の木版画『近江八景』に影響を受け、木版画家に転向。 1957(昭和32)年 74歳で逝去。
新版画:大正から昭和にかけて興隆した多色摺木版画のこと。絵師、彫師、摺師の協業によって生み出される浮世絵の伝統的な技術を継承しつつ、新しい表現を取り入れ、より創作的・芸術的な版画を目指して制作された。