
→アルフレッド・ギユ《さらば!》1892年 油彩/カンヴァス 170×245cm









↑アンリ・モレ《ポン゠タヴァンの風景》18 88-89年 油彩/カンヴァス 39.5×59.5cm
本展を構成する作品群は前述のフィニステール県にあるカンペール美術館の収蔵作品。45作家による約70点の油彩・版画・素描の3部が展覧される。
まず『第1章 ブルターニュの風景ー豊饒な海と大地』、この章ではブルターニュの多様な自然の風景とブルトン語とケルトの伝統が色濃く残る風習のなかで生きる人々を描いた作品で芸術家を惹きつけた過程を紹介。『第2章 ブルターニュに集う芸術家たち ― 印象派からナビ派へ』では、この地に集った画家たちの交流とその後の展開からこの地が近代絵画史上 に名を刻んだ経過が見えてくる。『第3章 新たな眼差し ― 多様な表現の探求』ではブルターニュで生まれたポン・タヴァン派の後、この地と拠点として世紀末に現れた「バンド・ノワール(黒い一団)」と呼ばれる一派の作品を紹介しながらその後の動向を検証している。 作品を通して独特の風習や厳しい自然、歴史を感じとって旅してみてはいかがだろう。※作品すべてカンペール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper, France





