
321 ×240cm
→《10の最大物,グループIV,No. 9,老年期》1907年 テンペラ・紙(キャンバスに貼付)
320 ×238cm
↓《10の最大物,グループIV,No. 7,成人期》 1907年 テンペラ・紙(キャンバスに貼付)315×235cm

本展は、抽象絵画の先駆者として近年再評価が高いヒルマ・アフ・クリントのアジア初の大回顧展である。アフ・クリントは、王立芸術アカデミーで正統的な美術教育を受けた後、肖像画や風景画で画家としてのキャリアをスタートさせた。一方で神秘主義思想に傾倒し、交霊術の体験などを通して


↓《白鳥,SUWシリーズ,グループIX:パート1,No. 1》 1914-1915年 油彩・キャンバス 150×150cm

その名が世界に知られるようになったのは1980年代以降、いくつかの展覧会で紹介され始めて再評価月始まってからだ。そして時代は21世紀に入り、その名が高まった。2013年にストックホルム近代美術館からスタートしたヨーロッパ巡回の回顧展でようやくその全貌が明らかになった。ここでは100万人以上の動員を記録し

展覧会の構成は、第1章 アカデミーでの教育から、職業画家へ、第2章 精神世界の探求、第3章 「神殿のための絵画」、第4章 「神殿のための絵画」以降:人智学への旅、第5章 体系の完成へ向けての5章で構成。画家が残したスケッチやノートなどの資料、同時代の神秘主義思想・自然科学・社会思想・女性運動といった制作の源の紹介も交えてヒルマ・アフ・クリントの画業を展観する。※画像はすべてヒルマ・アフ・クリント ヒルマ・アフ・クリント財団 By courtesy of The Hilma af Klint Foundation






