3月1日~6月1日
アーティゾン美術館
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ
20世紀前半を代表するアーティスト・カップル、ゾフィー・トイバー=アルプ(1889‒1943)とその夫ジャン・アルプ(1886‒1966)を紹介する二人展。カップルというパートナーシップでの関係に着目し、創作の可能性を再考しその活動を展観するというもの。 テキスタイル・デザイナーとしてそのキャリアを開始し、緻密な幾何学的形態による構成を絵画や室内、空間へと領域拡げて活躍したゾフィー・トイバー=アルプ。2021 年には MoMA 他で回顧展が開催されるなど、現在再評価 されている。一方その夫ジャン・アルプは、詩人としての顔をもち偶然的に生まれる形態に基づいて、コラージュやレリーフ、彫刻を制作している。マルセル・デュシャンから「アルプその人がアート」と評されたようにさまざまな前衛芸術の世界で活躍した。 本展はふたりのアーティストを紹介し、夫婦という関係を取り上げている。 19世紀後半以降、美術史には数多のアーティストのカップルがみられるが、その中でもトイバー=アルプとジャン・アルプは、それぞれがダダや構成主義、シュルレアリス
ム、デ・ステイル、抽象といった前衛芸術の前線で自分の立ち位置を確立し、両者のコラボレーションによる作品も残している。また、1943年にジャン・アルプが逝去した後もその残された作品がゾフィー・トイバー=アルプの創作を刺激するなど、二人の創作には絶えず密接な関係にあった。 このアーティスト・カップルであるふたりの関係は、パートナーシップにおける創作の可能性やこの時期の女性のアーティストの立場や芸術ジャンルの体系など20世紀の美術を展観する上で重要なテーマである。本展で紹介される作品群は、ドイツとフランスのアルプ財団をはじめとする国外のコレクションよりトイ バー=アルプの作品45 点、アルプの作品 40点、そして、多様な様態からなる両者のコラボレーショ ン作品14 点、計99点で構成される。
『ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ』アーティゾン美術館(中央区・京橋) 会期:2025年3月1日[土]~ 6月1日[日] 開館時間:10:00~18:00(毎週金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日(5月5日は開館)、5月7日 会場:6階 展示室 同時開催:硲伊之助展(5階 展示室)石橋財団コレクション選 コレクション・ハイライト(4階 展示室)入館料 (税込):ウェブ予約チケット 窓口販売チケット 一般1800 円 *クレジット決済のみ 2000 円 大学生 専門学校生 高校生 無料 要ウェブ予約 入館時に学生証か生徒手帳の提示を。予約枠は上限が有り。上限に達した場合は入館できません。障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名 無料 予約不要 入館時に障がい者手帳の提示を。中学生以下の方 無料 予約不要 *ウェブ予約チケット:各入館時間枠の終了10分前まで販売。*予約枠には上限があります。*予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットの購入可。*この料金で同時開催の展覧会を全て観覧可。アクセス:交通案内 JR東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分 *ミュージアムタワー京橋駐輪場がビル東側にあります。。美術館エントランス側から八重洲通りに沿って進み、ビルの裏側にお回りください。(12基・2時間毎100円) 駐車場:なし 近隣の有料駐車場をご利用を。主催:公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館 後援: ドイツ連邦共和国大使館、ゲーテ・インスティトゥート東京、在日フランス大使館/アン スティチュ・フランセ、在日スイス大使館 美術館HP:
https://www.artizon.museum
展覧会公式サイト:
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ