↑《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》2000-02 年、油彩・キャンバス、196×296 cm、シカゴ美術館蔵 ©Peter Doig.The Art Institute of Chicago, Gift of Nancy Lauter McDougal and Alfred L.McDougal,2003.433 .All rights reserved,DACS & JASPAR 2020 C3120
→《のまれる》 1990年、油彩・キャンバス、197 ×241cm、ヤゲオ財団コレクション、台湾蔵
©Peter Doig. Yageo Foundation Collection, Taiwan. All rights reserved, DACS & JASPAR 2020 C3120
東京国⽴近代美術館では、現代で最も重要なアーティストのひとりと⾔われるピーター・ドイグの日本で初めての展覧会が開催される。
1959年、スコットランド・エディンバラに生まれたピータードイグは、カリブ海の島国トリニダード・トバゴとカナダで育ち、1990年、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで修⼠号を取得。ロンドンのテート(旧テートギャラリー)(08年)、パリ市⽴ 近代美術館(08年)、スコットランド国⽴美
術館(13年)、バイエラー財団(バーゼル、14-15 年)、分離派会館(ウィーン、19 年)などの名だたる美術館で個展が開催されていたり、作品が収蔵されている現代画家である。世界の美術市場でも⾼い評価があり、彼の代表作のひとつ《のまれる》などは、2015 年のクリスティーズ・オークションに於いて、約2600万⽶ドル(当時約30億円)で落札されている。
本展では、ドイグの初期作から最新作までを72点の作品で紹介。一見、 幻想的でミステリアスな作品はゴッホやゴーギャンなどの近代絵画や『東京物語』、『13⽇の⾦曜⽇』
↑《夜の⽔浴者たち》2019年、油彩・⿇、200×275cm 作家蔵
©PeterDoig. Courtesy Michael Werner Gallery, New York and London.All rights reserved,DACS & JASPAR 2020 C3120


↑《若い⾖農家》1991年、油彩・キャンバス、186×199cm、ヴィクトリア・アンド・ウォレン・ミロ蔵
©Peter Doig. All rights reserved ,DACS & JASPAR 2020 C3120



↑《スキージャケット》1994年、油彩・キャンバス、295×351cm、テート蔵 ©Peter Doig.Tate. Purchased with assistance from Evelyn,Lady Down shire's Trust Fund 1995.All rights reserved, DACS & JASPAR 2020 C3120


→来日したピーター・ドイグ氏 東京国立近代美術館にて
など映画からのワンシーン、そして⾃⾝が育ったカナダやカリブ海の島国トリニダード・トバゴなどの記憶などさまざまな要素を組み合わせて創られた。見る人の創造力を掻き立て、画家の世界にたちまち引き込まれてしまう。
↑《ブロッター》1993年、油彩・キャンバス、249×199cm、リバプール国⽴美術館、ウォーカー・アート・ギャラリー蔵
©Peter Doig.National Museums Liverpool, Walker Art Gallery, Presented by the John Moores Family Trust 1993. All rights reserved, DACS & JASPAR 2020 C3120



↑アトリエのピータ・ドイグ氏
本展のポスターになった作品《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》は、ドイグが学生時代に衣装係として働いていた英国国⽴歌劇場で撮った写真とダム湖のほとりを映した古いドイツのモノクロの絵葉書をもとに製作された。描かれている2人のうち左がドイグ自身である。
展覧会の構成は、第1章から第3章までの3部構成、第1章『森の奥へ 1986‐2002年』では、主にロンドンで描かれた初期から2002年までの作品、画家がロンドンのアートシーンへ躍り出た経緯を紹介。第2章『海辺で 2002年〜』は、トリニダード・トバゴに移住した2002年から現在までの作品。活動拠点の移動、画風の変化、また一貫してこだわったテーマなどが見受けられる2002年以降の作品群を紹介。第3章『スタジオのなかで』では、ドイグが主催する映画、上映会「スタジオフィルムクラブ」にまつわる直筆ポスターを⽇本で初めて公開。トリニダード・トバゴには単館映画館がなく、画家のアトリエで映画を披露するときに村人たちに伝えるためのポスターであった。
順序を追っていくとドイグの作品の変遷が分かるようになっているが、作品の展示は大きく余裕をもって作品と作品の間がとられ、順を追わずに自由に観覧しても作品の魅力が感じられるようになっている。3メートルを超える大型作品も複数出品され、会場では、作品の魅力と迫力が迫ってくる。
→《赤い男(カリプソを歌う)》2017年、油彩・麻、295×195cm、マルグリット・スティード・ホフマン ©Peter Doig. Collection of Marguerite Steed Hoffman. All rights reserved,DACS & JASPAR 2020 C3120
← →《ラペイルーズの壁》2004年、油彩・キャンバス、200×250.5cm、ニューヨーク近代美術館蔵 ©Peter Doig.Museum of Modern Art,New York. Gift of Anna Marie and Robert F.Shapiro in honor of Kynaston McShine,2004.All rights reserved,DACS & JASPAR 2020 C3120

☆作家プロフィール:ピーター・ドイグ/ Peter Doig 1959年、スコットランドのエジンバラ⽣まれ。カリブ海の島国トリニダード・ トバゴとカナダで育ち、90年、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで修⼠号を取得。94年、ターナー賞にノミネート。2002年よりポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)に活動拠点を移す。テート(ロンドン、08年)、パリ市⽴近代美術館(08年)、スコットランド国⽴美術館(エジンバラ、13年)、バイエラー財団(バーゼル、14-15年)、(ウィーン、19年)など、世界的に有名な美術館で個展を開催。同世代、後続世代のアーティストに多⼤な影響を与え、過去の巨匠になぞらえて、しばしば「画家の中の画家」と評されている。
*2月29日(土)~3月15日(日)は臨時休館となっています。
『ピーター・ドイグ展』 東京国立近代美術館(千代田区・北の丸公園) 会期 2020 年2⽉26日 (⽔)~6⽉14 ⽇(⽇) 会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー 開館時間:10:00~17:00 ⾦曜・⼟曜は20:00 まで(⼊館は閉館30 分前まで)休館日:月曜、5月7日※3⽉30⽇5⽉4⽇は開館 観覧料:当日券: ⼀般700(1500)円  大学生1100(900)円 高校生600(400)円 *( )内は20名以上の団体料金。*いずれも消費税込 *中学生以下および障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。*本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)、コレクションによる⼩企画「北脇昇:⼀粒の種に宇宙を視る」(2F ギャラリー4)も観覧可 美術館へのアクセス:東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分 〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1 主催:東京国立近代美術館、読売新聞社、ぴあ 特別協賛:ジョージ・エコノム・コレクション、マイケル ヴェルナー ギャラリー 協賛:⼤⽇本印刷 協力:ヤゲオ財団、ライトアンドリヒト株式会社 特設サイト:https://peterdoig-2020.jp  問い合わせ:☎03-5777-8600(ハローダイヤル)